鬼すべ神事

今年は久々に福岡へ行って参りましたお正月休み。

緊急事態宣言も解除になり、一安心と思いきやオミクロン

お正月営業を致しておりましたので、今年のお休みはずらして取った事もあり、世の皆様方が働き出してからのお休みだったので、人の出も少ないだろうと思いつつ最新の注意を払いながら里帰りして参りました。

十数年通っております福岡の太宰府天満宮ですが、神事のタイミングに行ったのは初めてかも知れません。

そんな訳で今年は太宰府天満宮の神事を見て参りました

毎年１月7日に日本三大火祭りの一つである「鬼すべ神事」と言う神事が御座います。

その前の段階として「鷽替」と言う神事が御座います。

これは事前に「鷽」と呼ばれるコケシに似た様な物を購入する事で神事に参加出来ます。

鷽を手にした方達が集まり、「替えましょう、替えましょう」と言いながら鷽を交換して行きます。

諸説ある様ですが、一般的には悪運を嘘にして幸運に変える行事とされているとの事です。

写真は会場中央にありました、巨大な鷽の像です。

何となく愛嬌がありますね（笑

鷽替が終了したあと、今度は鬼すべ神事が始まります。

鬼すべ神事とは、その年の災難消除や開運招福を願う勇壮な火除けの神事だそうです。

氏子の皆様およそ３００人が鬼を退治する「燻手」と鬼を守る「鬼警固」に分かれ、太宰府天満宮境内の鬼すべ堂で炎の攻防戦を繰り広げると言う流れです。

皆さん「鬼じゃ鬼じゃ」と掛け声を発しながら駆け抜けて行きます

松明を太宰府天満宮の氏子の皆様が担いで参道を練り歩いて参ります。

天満宮の裏門から出発し、正門へ向かって「鬼じゃ鬼じゃ」は続く訳です

皆さん勇ましかったです

数か所で松明の火の勢いが強くなるまで待ちます。

目の前で勢いを増して行く火柱は圧巻

しかしこれはまだ前哨戦でした（笑

そして暗いのにサングラスを着けて見ている子供。。。

見覚えがある顔ですね

各所から集まって参りました燃え上った松明が、鬼すべ堂と呼ばれるお堂に集結します。

鬼すべ堂の前にある大松明に一斉に火を放ちます。

鬼すべ堂の中には鬼とそれを警固する鬼警固が居ります。

鬼を退治する役の「燻手（すべて）」が火をあおり、堂の中にいる鬼警固は堂の壁を壊し鬼を守ります。

この火柱はお堂よりも高く激しく燃え上がり、離れた場所に居ても熱を感じます。

昨年はコロナで一般公開はされなかった様ですが、今年は何とか開催され、オミクロン株で再拡大する感染状況の収束を願ったそうです。

今年１年皆様が元気で過ごせます様に